NO MUSEUM, NO LIFE?
NO MUSEUM, NO LIFE?これからの美術館事典 国立美術館コレクションによる展覧会
東京国立近代美術館~9/13.
国立の美術館5館がコレクションを持ち寄る展覧会シリーズ2段目。
すなわち主催は独立行政法人国立美術館(東京国立近代美術館、京都国立近代美術館、国立西洋美術館、国立国際美術館、国立新美術館)、共催には朝日新聞社、東京新聞、日本経済新聞社、毎日新聞社、読売新聞社、NHKとずらり。
タイトルからはどんな展覧会だかピンとこない。プレゼントの箱を開けるようなわくわくを胸に訪れるのがいい。
簡単に記しておくと、観客はAからZまで順に並んだキーワードを追って会場を進んで行く。AならArt Museum、Architecture、Archive、Artist(美術館、建築、アーカイヴ、アーティスト)という美術館に関連する用語が挙げられ、それぞれに関連する作品が展示されている。まさにキュレーション。
作品だけではなく、展示具や展示プラン案など美術館の備品等が合わせて展示されているのが面白い。Handling(取り扱い)では美術品取り扱い説明用ビデオと、段ボールを持ち田中功起が美術館内を全速力で走るビデオが並び思わずクスりと笑わせる。
見終わると、展示を作り上げる学芸員の存在が浮かび上がる(Curatorは展示されていない)。