瓢箪日記

備忘録

2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

村上隆の展覧会2つ

・村上隆の五百羅漢図展、森美術館、2015.10.31-2016.3.6 ・村上隆のスーパーフラット・コレクションー蕭白、魯山人からキーファーまでー 横浜美術館、2016.1.30-4.3 せっかくなら2つとも見たいところ。五百羅漢図展は日本初公開の全長100メートル以上とい…

ピカソ、天才の秘密

愛知県美術館、2016.1.3-3.21 意外にも、キュビズム以前のピカソの「青の時代」と「バラ色の時代」に焦点を当てた展覧会は日本で初めてらしい。少年時代の才能があふれでるようなデッサン類をまとめて見ることができるのも貴重な機会。「青の時代」の色調豊…

名古屋で西洋美術を

・聖なる風景 ルネサンスからルオーまで ヤマザキマザック美術館、2015.11.20-2016.2.28 ・ボストン美術館 ヴェネツィア展 魅惑の都市の500年 名古屋ボストン美術館、2015.9.19-2016.2.21 名古屋には西洋美術の優れたコレクションと展示でいつも期待を裏切ら…

春画展

細見美術館2016.2.6-4.10(前期-3.6、後期3.8-) 東京・永青文庫で記録的入場者を獲得した話題の展覧会の京都展。永青文庫の建物がもつ雰囲気とは異なるが、小さな展示室を重ねる親密空間が特徴の細見美術館は、春画を「明るく」鑑賞するのにふさわしい。巻…

ジョルジョ・モランディ 終わりなき変奏

東京ステーションギャラリー、2016.2.20-4.10 作品リストにずらりと「静物」が並ぶ、特定モチーフの繰り返しが特徴のモランディ展。日本人の感性に合うのか、意外と混雑している。こちらに何かを気づかせるよう内省させる力がモランディ作品にはあり、フェル…

ゆかいな若冲・めでたい大観ーHAPPYな日本美術ー

特別展 伊藤若冲 生誕300年記念 山種美術館2016.1.3-3.6 鶴亀、松竹梅、七福神、蓬莱山に富士山など、吉祥テーマと干支を集めた山種美術館の正月展示。伊藤若冲生誕300年となる2016年、若冲を冠する展覧会の第一弾でもある。「群鶏図屏風」、「河豚と蛙の相…

琳派降臨 近世・近代・現代の「琳派コード」を巡って

京都市美術館2016.1.14-2.14 琳派400年記念祭の掉尾を飾る展覧会。2015年秋に京都国立博物館と京都国立近代美術館で開催された二つの琳派展ー前者は近世まで、後者は近代以降ーを踏まえての企画構成や作品の出品交渉は、様々に困難であったと思われる。「自…

松竹梅 新年を寿ぐ吉祥のデザイン

根津美術館2016.1.9-2.14 申年にちなんだ猿の美術品とともに、松竹梅を取り集めたお正月展示。展示解説によると松竹梅の組み合わせは室町時代以降とのこと。元明の中国絵画から桃山時代の狩野派らしき「松鶴図屏風」、小袖に焼物とバラエティー豊かで一見の…